南紀ローカル通信

スキューバダイビングやキャンプ、映画や本などについて綴っています

たかが散歩されど散歩

こんにちは、「南紀ローカル通信」の枯木屋ユージンです

今回は【散歩】について、雑談をしようと思います

 

若い時には散歩などとは考えもしませんでした。

 

中年になってようやく、そんな事ができる時間があればいいなと思うようになりましたが、それでもなかなか時間はなかった。

最近やっと、たまに散歩をしています。

以前の記事で、大阪から和歌山の白浜町に引っ越してきた事を書きましたが、

白浜ではなく大阪にそのまま住んでいたら、散歩していたかどうかは疑問です。

 

ただ梅田とかの中心街だと、散歩という意識はなく歩き回っているのでしょう。

人を見ているだけで面白いし。

 

なぜ散歩をするのかと言えば、一般的には健康の為だったり日常の精神衛生面を考えてのことだと思います。

 

しかし私は、あまりそんな事は考えておらず、ただ海に潜った時に少しでも息切れしたくないという理由です。

 

なので以前は、たまに家で筋トレなんかしていましたが、楽しくはありません。

海のそばに住んでいるのだし、やっぱり散歩だなと考えました。

 

主な目的が体力づくりなので、手ぶらで歩くのではなく、ウェイトを数キロ入れたリュックを背負っています。

 

これは登山家の三浦雄一郎氏のやっている事をそのまま真似しました。三浦氏は、どこへ行くにもウェイト入りのリュックを背負ってゆくらしい。

私は散歩の時だけです。

 

最初はウェイト5キロからスタートして、だんだん増やして10キロまで行きましたが、なんだか足首を痛めたし、とてもお散歩気分ではありません。

 

カメラを持って行く時もあるので、6キロに戻しました。

ついやり過ぎてしまう癖があります。

 

日頃散歩している方は、だいたいのコースが決まっているのではないでしょうか。

 

私も紆余曲折(大袈裟だ)があって今のコースに決まりました。

 

車で出かければ、もっと気分の良い所を散歩できますが、散歩するのに車で出掛けるのも何かおかしな気がします。

 

自宅を出てしばらく歩くと上り坂へ入り、山道を歩いて標高40メートルにある熊野神社まで。

 

 

季節によって梅や桜の花が咲いています。

そこから急な下りになって海(五色ケ浜)へ出ます。

この時が一番気分がいい。

 

 

海から自宅まで戻って約2.8キロ、ほぼ1時間のコース。

 

夏になると散歩じゃなく、シュノーケリングにシフトしてゆくのですが。

 

散歩を始めると、けっこう私と同じようなコースを歩いている人を見かけます。

特に土日、年配の方がほとんどです。

 

それから自転車で走っている人もいます。

何年ほど前からでしょうか、年配の方が自転車で走っているのをよく見かけるようになりました。 どうもブームのようですね。

 

重いリュックを背負って、モサモサ歩いている私の横をサッと抜けて行くのです。

ヘルメットを被っている人もいるし、そこまで本格的でなくてもなかなかカッコイイ。

 

そうか、自転車という手もあるな。

ただただ歩くというのは、正直そんな爽快感はありません。

自転車を走らせて観る風景は車とはまったく違うし、止まりたい場所で立ち止まる事ができます。

そこでゆっくり、写真を撮ることも出来るのです。

 

よし自分も自転車だと思い、張り切ってやってみました。

カメラとリュックを背負って。

 

しかし何か違和感があります。

自分自身が感じるだけではなく、すれ違う人の眼が気になりました。

 

「そうかやっぱりな」と、思いました。

 

私がビューンと走らせている自転車はママチャリなのです。前にかご付きの。

 

 

こんないで立ちで、おじさんがママチャリ。スーパーで買い物ならまだしも。

 

私が見た自転車のオジサンたちは、ロードバイクとかクロスバイクとか言う、まぁそんな自転車でした。

 

おおよそ分かっていましたが、自分がママチャリでビューンと走ると、こんなに見っともないとは。

 

いつかクロスバイクを購入するまで、散歩に徹しようと決めました。

 

2022年5月8日 記