南紀ローカル通信

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なんだかスピアフィッシング、素潜りで魚の動画撮影

こんにちは、「南紀ローカル通信」の枯木屋ユージンです

                   

今回は【シュノーケリングでの動画撮影】について、少しお話ししようと思います。

 

 

やっぱり被写体は魚になってきますよね。

あなたは、どんな工夫をされているでしょうか?

 

キューバの時のように、じっくり安定した状態で長回しすることは出来ません。

水面に浮きながら撮影できれば一番楽ですが。

 

なので魚に出来る限りストレスを与えず、逃げられないようにと考えると、カメラは可能な限り小さく、自分は出来るだけ被写体に迫らないようにすることがベストでしょう。

 

そうなるとGoproのようなアクションカメラと自撮り棒の組み合わせになります。

 

 

私の場合は中華アクションカメラで、上の写真のようなミニマムな組み合わせになりました。

一番安くついて、一番簡単で、魚に最も近づけるシステムなのです。

 

ここからは、少し実況中継ふうに説明していきましょう。

和歌山県西牟婁郡すさみ町で撮影した時のものです。

 

この撮影セットを持って、魚を探しながら水面移動していて、たとえばこのハナミノカサゴを見つけたとします。

 

                                                                                                                            

こちらが気付いた時には、殆どの生き物は既にこっちに気付いています。そうでない時もありますが。

 

このように真上から撮影しているだけでは面白くありませんし、不鮮明です。

当然、潜行していって撮影したくなりますよね。

海底まで5メートルもなさそうだし行けるでしょう。

息を大きく吸い込み準備すると、ハナミノカサゴはその気配を感じるようで、身構えるのがはっきり分かります。

それでも自撮り棒の先にあるカメラを突き出して、潜行。

 

                 

ハナミノカサゴを真横から撮影できましたが、このままもっと近づきたい。

息を止めているので、あまり余裕がありませんが、追いかけます。

するとハナミノカサゴは岩の隙間に隠れてしまいました。

私はその隙間を見届けていて、そこへ回り込みカメラを突き出します。

カメラがハナミノカサゴの顔面に当たりそうになったのがこのカットです。

 

 

キューバなら、こんな慌ただしいバタバタした撮影にはならないのですが、私の素潜りのレベルでは仕方ありません。

スピアフィッシングをしたことはありませんが、こんな感覚なのでしょうか?

 

可笑しいのはこのハナミノカサゴに限らず、魚の反応です。

こちらの存在に先に気付き、こちらの息遣いも感知しているのに、岩陰に隠れて逃げきれたと高を括って安心しているのです。

何故そんなことが解るのかと思うでしょう?

カメラがぶち当たりそうになって初めて、「信じられない」という驚いた顔をして、一目散に逃げていくからです。本当です。なかなか笑えます。

 

またこれからも、機会があれば、この撮影セットで魚を追いかけ続けようと思っています。

 

ではまた、次の記事でお会いしましょう

 

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